平成31年度 技術士第二次試験 覚えて(理解して)おきたいキーワードとして、今回は「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正」について記述します。(建設部門に偏ってしまい申し訳ありません)
内容をきちんと理解することにより、どんな問題にも対応できるかと思います。ずばりキーワードを答える問題もそうですが、何らかの問題点や課題、解決策の1つとして記述することもできるようになります。
暗記をするのではなく、理解してこそ論文に活かせるようになります。
(下記情報の基本は国土交通省などのネット情報などを集約したものです。ゆっくり検索する時間がない受験生のために、さっと読んで概要を理解できるようにまとめたものです。)
背景
①大雪時における道路交通の確保を図ることを目的として、平成30年11月1日に国土交通省で開催された第4回冬期道路交通確保対策検討委員会で、大雪時の道路交通の確保のためにいわゆるチェーン規制を実施すべき旨が示されたことを踏まえ、平成30年12月14日、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の改正を行う。
②大雨等に伴う道路の保全や交通の危険の防止のために一時的に通行の禁止又は制限を行う場合等において、可変式の道路標識を活用するニーズは高まっております。また、近年のLEDを用いた電光表示は、表示できる画像の色彩や精度が向上し、多彩な表現で分かりやすく画像を表示することが可能なことから、大雨等の発生に合わせて電光表示により速やかに道路標識を表示できるよう、平成30年12月14日、同命令の改正を行う。
概要
①「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識の新設
タイヤチェーンを取り付けていない車両の通行を禁止する意味を表示する規制標識を新設。
②画像表示用装置に可変式の道路標識を表示する場合の背板の色に関する規定の追加
可変式の道路標識を設置する場合における背板の色に関する規定中に、画像表示用装置に道路標識を表示する場合における背板の色に関する規定を追加(背板色が白色、灰色の他に「黒色」も追加された)。
③その他
※わかりやすく表現すると、①「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」の規制標識が新しく追加され、この規制標識がある区間はタイヤチェーンをつけていないと通行できない(スタッドレスタイヤのみでは通行不可)、②背板が黒色の画像表示用装置(LEDを用いた電光表示)に表示される道路標識を、可変式の道路標識として取り扱うことが可能となり、大雨などの発生に合わせて電光表示で速やかに道路標識(制限速度など)を表示できるようになった。ということですね。
まとめ
「平成30年12月に道路標識、区画線及び道路標示に関する命令の一部を改正したが、その内容を説明せよ」という問題が出題されるかもしれません。また、災害(大雨、大雪)関連の課題解決問題の知識問題として出題するかもしれません。受験生はしっかり準備しておきましょう。
(最後まで読んでいただきありがとうございます。)