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【スマートシティ】とは?

 技術士第二次試験 覚えて(理解して)おきたいキーワードとして、今回は「スマートシティ」について記述します。

内容をきちんと理解することにより、どんな問題にも対応できるかと思います。ずばりキーワードを答える問題もそうですが、何らかの問題点や課題、解決策の1つとして記述することもできるようになります。

暗記をするのではなく、理解してこそ論文に活かせるようになります。

(下記情報の基本は国土交通省などのネット情報などを集約したものです。ゆっくり検索する時間がない受験生のために、さっと読んで概要を理解できるようにまとめたものです。)

 

 

背景

 

近年、IoT(Internet of Things)、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータといった社会の在り方に影響を及ぼす新たな技術の開発が進んできており、これらの技術をまちづくりに取り込み、都市の抱える課題の解決を図っていくことが求められている

 

定義

 

 「都市の抱える諸課題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区」『スマートシティ』と定義し、その実現に向けた取り組みを進めている。

 

※都市の課題を解決するために「スマートシティ」の取り組みが必要ということですね。

 

都市の課題と解決策(例)

・健康長寿社会の早期実現 → ICT技術で「歩きたくなる」まちづくりを計画、「歩行増進」による健康長寿社会を実現する。(自動車から公共交通機関利用へ通勤手段を移行させるための分析)

 

・駅利用者の多くは乗換目的で駅内部に留まる。また、来街者は特定の施設や経路に集中し、街全体の回遊が生まれにくい → ICT技術を用いた歩行者流動の可視化、混雑原因分析を行う

 

スマートシティが実現する社会

 

・生活者は、物理的な距離や時間的な制約から解き放たれ、削減・短縮された余剰の時間を本当に時間を使いたい活動や、付加価値の高い活動(様々なヒト・モノ・コトに出会うための経験的な活動等)に対し、より多くの時間を注入できるようになる。

(例)通勤、買物、通院 → 社会貢献(ボランティア)、交流 に時間を注入できるようになる

 

・都市に様々な機能をコンパクトにまとめていき、生活者が対面接触の経験的活動を充実させ、様々な経験をできる都市環境。

 

・行政をはじめとする都市の管理者・運営者は、計画、整備、管理・運営等の面で従来の都市管理、経営手法とは大きく異なるプロセスが実現できる可能性がある。

(例)①静的データ利用から動的データの利用へ ②マクロの視点からミクロの視点へ ③エピソードベースからエビデンスベースへ ④分野個別の解から分野横断の解へ

 

まとめ

 

 試験問題において、問題(問題点)が通勤渋滞などの場合パークアンドライドなどが解決策の1つとして挙げられますが、それにより駅利用者渋滞が発生してしまえば解決できません。そのようなときに「スマートシティ」の取り組みを行えば解決に導くことができます。簡単にまとめると、都市部でのパークアンドライドの留意点の解決策としてスマートシティが活用できるということになります。

 

 

 

(最後まで読んでいただきありがとうございます。)