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【地域維持型契約方式】とは?

技術士第二次試験 覚えて(理解して)おきたいキーワードとして、今回は「地域維持型契約方式」について記述します。(建設部門に偏ってしまい申し訳ありません)

内容をきちんと理解することにより、どんな問題にも対応できるかと思います。ずばりキーワードを答える問題もそうですが、何らかの問題点や課題、解決策の1つとして記述することもできるようになります。

暗記をするのではなく、理解してこそ論文に活かせるようになります。

(下記情報の基本は国土交通省などのネット情報などを集約したものです。ゆっくり検索する時間がない受験生のために、さっと読んで概要を理解できるようにまとめたものです。)

 

 

地域維持事業の現状と課題

 

事業環境の悪化に伴い、災害対応、除雪、インフラの維持管理等(地域維持事業)を担う能力のある地域建設企業が減少。このままでは地域社会の維持に不可欠な最低限の維持管理等までもが困難となる地域が生じかねない状況。

地域の維持管理等が将来にわたって持続的に行われるよう入札契約制度においても担い手確保に資する工夫が必要。

 

※「事業環境の悪化」「担い手確保」が問題のとき、「地域維持型契約方式」が解決策となりそうですね

 

対応方法

 

① 地域維持事業(災害対応、除雪、インフラの維持管理)に係る経費の積算において、実態に即した適切な費用計上を行う。

 

② 地域に不可欠な維持管理を適切に行い得る担い手の確保が困難となるおそれがある場合には、施工の効率化と施工体制の安定的確保の観点から、地域の実情を踏まえつつ、契約方式を工夫する。(一括契約、複数年契約、地域精通度の高い建設企業(地域維持型の建設共同企業体等)との契約等)

 

※上記のように、包括して発注する方式が一般的な「地域維持型契約方式」ですね

 

③ 契約は、適正な競争のもと、透明性の高い契約手続を通じて行う。

 

まとめ

 

「地域建設企業の担い手の確保」のため、「年間を通じた工事量の平準化」「異なる事業の組み合わせ」「異なる工区の組み合わせ」などを考慮した「地域維持型契約方式」を活用することが必要ということですね。この方式を活用することにより地域建設企業の大きな利益が見込めず担い手が不足する現状が打開できるという仕組みですね。これらを理解することで、課題を「地域建設企業の担い手の確保」、解決策を「地域維持型契約方式」として深く掘り下げて記述することが可能になるでしょう。

 

 

(最後まで読んでいただきありがとうございます。)