技術士第二次試験を受験するに当たって、覚えて(理解して)おきたいキーワードとして、今回は「建設産業担い手確保・育成コンソーシアム」について記述します。
基本は国土交通省などのネット情報などを集約したものです。
内容をきちんと理解することにより、どんな問題にも対応できるかと思います。
暗記をするのではなく、理解してこそ論文に活かせるようになります。
コンソーシアムとは?
共同事業体のことであり、2つ以上の個人や企業などから成る団体であり、共同で何らかの目的に沿った活動を行ったり、共通の目標に向かって資源を蓄える目的で結成されるもの
設立趣旨
建設産業団体、関係行政機関、職業訓練校、教育機関等の関係機関が一体となって、建設産業における担い手確保・育成に取り組んでいくための体制を整備するとともに、若年者の入職促進、育成のための事業を具体化し、実行することを目的として平成26年10月29日に設立
事業内容
①地域連携ネットワーク等担い手確保・育成のためのネットワーク構築
1つの会社だけでなく、地域関係者が一体となって情報を共有し、担い手を確保・育成するために支援する
②教育訓練等基盤の充実・強化
プログラム・教材等の整備や戦略的広報の推進などを行う
③職業訓練校ネットワークの構築
目的を共有する職業訓練校についての情報の収集・整理を行い、データベース構築などを行う
論文での活用
建設業全体の問題として、「熟練技術の継承」「人材育成」が挙げられます。
「ナレッジマネジメント」でこの問題は解決できますが、このノウハウを持っている企業がごく少数です。
それでは建設業全体の問題解決とはなりません。(←「ナレッジマネジメント」の留意点)
「ナレッジマネジメント」の活用を最大限に高めるため、「建設産業担い手確保・育成コンソーシアム」の制度活用が重要となります。
それにより、全ての企業が「人材育成」問題を解決することが可能となります。
どうですか?
理解できたでしょうか?
上記をしっかり理解しておくと、論文の質が向上しますので、ぜひ習得してください。