技術士第二次試験を受験された方々、お疲れ様でした。
「とにかく疲れた~」が一番の感想でしょうか。
まずはゆっくり休みましょう。
と言いたいところですが、急いでやらなくてはならないことがあります。
それは選択科目Ⅲの試験答案の復元です。
なぜかと言うと、選択科目Ⅲの記述内容は口頭試験時に聞かれるからです。
令和元年度から試験方法が変更され、求められる資質能力(コンピテンシー)も明確(変更?)になっています。
「平成31(2019)年度 技術士試験の概要について」を見ると
(2)第二次試験;出題内容等について
○口頭試験
技術士としての適格性を判定することに主眼をおき,筆記試験における答案(総合技術監理部門を除
く技術部門については,問題解決能力・課題遂行能力を問うもの)及び業務経歴を踏まえ実施するもの
とし,筆記試験の繰り返しにならないように留意し以下を確認する。
「平成31(2019)年度技術士第二次試験実施大綱」には
2.技術士第二次試験の試験方法
(2) 口頭試験
② 口頭試験は、技術士としての適格性を判定することに主眼をおき、筆記試験における答案(総合技術監理部門を除く技術部門については、「選択科目」についての問題解決能力・課題遂行能力に関するものを問うもの)及び業務経歴を踏まえ実施するものとし、筆記試験の繰り返しにならないよう留意する。
となっています。
アンダーライン部を読み解くと、「選択科目Ⅲの筆記試験答案内容を口頭試験時に質問します」ということになります。
(「平成31(2019)年度 技術士試験の概要について」では「選択科目」という言葉が抜けているので、この場合は必須科目の筆記試験答案も対象となってしまいます。心配性な方は必須科目の答案も復元しておくことをお勧めします。おそらく大丈夫かと思いますが・・・試験制度が変わった年は何が起こるかわかりませんから・・・)
長くなりましたが、上記の理由で選択科目Ⅲの試験答案の復元が必要となってきます。
「どうせ不合格だから~、別にいいや」という人がいるかとは思います。
もし合格していたらどうしますか?
せっかく難関の筆記試験を突破したのに、口頭試験は戦わずして敗北になってしまいます。(ちょっと大げさですが・・・)
合格してから一生懸命思い出して答案を復元しようとしても人間は忘れる動物です。
筆記試験終了から筆記試験合格発表までは3か月以上も経過しています。
ほとんど復元できずに終わるでしょう。
後悔するくらいなら、今少し踏ん張って頑張りませんか?
筆記試験後すぐに完全復元できればベストです。
ですが、なかなかそこまでは難しいかもしれません。
復元方法としては、まずは記述したおおまかな内容、キーワードを箇条書きで復元しておきます。
これは筆記試験後すぐに行います。
なぜなら、まだ記述内容が記憶に残っているからです。
1日経つと半分くらいは記憶から消えてしまいます。
理想は試験中にしっかりメモを残すことです。(試験が終わってしまった今言うのはおかしいですが)
答案用紙に記述する前に、しっかり(骨子などを)メモして構成を考えてから記述する訓練をしている方は、そのメモがあれば十分復元可能です。
そうでない方は試験時間の残された時間で問題用紙の余白部分に自分の記述した内容を簡単にメモしておきます。
ここまで下準備しておけば、次の週末に全文復元を試みても大半を復元できるはずです。
後悔しないためにも今頑張りましょう。
仮に不合格になってしまっても来年受験するための反省材料になりますので・・・