スマート技術員(技術士第二次試験受験者を応援)

建設部門(道路科目)を中心に情報提供しています。10月より口頭試験対策及び筆記試験対策を始めます。

【令和元年度 技術士第二次試験問題 建設部門 道路科目 Ⅱ-2-1】について考える【模範解答イメージあり】

問題文

ある市街地の生活道路(地区に住む人が地区内の移動あるいは地区から幹線街路に出るまでに利用する道路)において、地区に関係のない自動車の走行やスピードの出し過ぎなどの問題が発生しており、交通安全対策(ゾーン対策)が検討されている。この対策の担当責任者として、下記の内容について記述せよ。

(1)調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。

(2)業務を進める手順について、留意すべき点、工夫を要する点を含めて述べよ。

(3)業務を効率的・効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

 

 

問題文把握

まずはしっかり問題文を読み込み、何を何個解答しなくてはいけないのかを把握しましょう。

Ⅱ-2は問題文に沿って解答するだけですので

①調査、検討すべき事項

②手順(留意すべき点、工夫を要する点も含む)

③関係者との調整方策

の3つの項目に分類されるかと思います。

記述内容の中心は「交通安全対策」となり、「対策担当責任者」の立場で「生活道路」を意識して解答すると高得点が狙えます。

上記を無視した解答は仮に内容が優れていても、減点されます。

 

論文構成としては

 

1.調査・検討すべき事項

(1)〇〇

(2)〇〇

(3)・・・(個数指定なし)

2.手順

(1)〇〇

(2)〇〇

(3)・・・(個数指定なし)

3.関係者との調整方策

(1)〇〇

(2)〇〇

(3)・・・(個数指定なし)

 

のような構成が一般的となります。

アンダーラインの有無や1や(1)ではなく①、(a)のような表記でも問題ありません。

 

 

記述例(ポイントのみ記述。あくまでも一例であり、これが正解という訳ではありません)

 

1.調査・検討すべき事項

(1)交通量

 対象生活道路の交通量を調査し、その抑制方法を検討。(自動車、自転車、歩行者、時間別、平休別などを記載 詳細省略)

(2)速度

 対象生活道路の速度を調査し、・・・(詳細省略)

(3)道路構造

 対象生活道路の道路構造(平面・縦断線形、横断勾配、幅員、歩道の有無など)を調査し、・・・(詳細省略)

(4)事故発生状況

 対象生活道路の事故発生状況(箇所、件数、原因など)を調査し、・・・(詳細省略)

(5)交通規制状況

 対象生活道路の交通規制状況(ゾーン30指定、一方通行など)を調査し、・・・(詳細省略)

2.手順

(1)調査

 上記で挙げた交通量、速度、道路構造、事故発生状況、交通規制状況などを調査し、検討事項を分析する。(詳細・留意点・工夫点省略)

(2)計画・検討・決定

 分析した結果より、対策箇所、対策方法を計画・検討し決定する。(詳細・留意点・工夫点省略)

(プローブデータの活用、実績のある可搬式ハンプやライジングボラード、スムース歩道の検討、歩行者・自転車通行を阻害しない対策検討などが留意点・工夫点として挙げられる)

(3)施工

 決定した対策方法を施工する。(詳細・留意点・工夫点省略)

(4)維持管理・効果把握

 対策後も適切な維持管理を行い、効果把握のため、対策後の調査を行う。調査結果のフィードバック、追加対策も検討する。(詳細・留意点・工夫点省略)

3.関係者との調整方策

(1)地域との連携による対策の実施

 ワークショップの開催、ETC2.0ビックデータの活用、通学路ヒヤリマップを作成するなど地域住民と連携して対策を考え、関係者の合意形成を促進することで、効率的・効果的に対策を進める。

(2)通学路対策の推進

 通学路合同点検の実施、通学路交通安全プログラムの策定など関係者の意識を高めることで、効率的・効果的に対策を進める。

(3)情報発信

 地域住民や道路利用者等の理解と協力を得るために、各市町村のホームページや広報誌等を活用して積極的に情報発信することで、効率的・効果的に対策を進める。

 

※その他、警察や道路管理者などの関係者との調整方策もあるかと思います。

 

以上

 

※文字数制限は無視しています。

 

 

補足

1番大事なことは問題文をしっかり読み込み、聞かれていることを的確に把握することです。出題者の題意からズレてしまっては、どんなに立派な知識を論じても点数につながりません。問題文を理解するのに時間を使うことも重要です。

 

※最後まで読んでいただきありがとうございます。