開示請求について簡単にお話したいと思います。
ここでいう開示請求とは日本技術士会が保有する個人情報の開示を請求することです。
開示請求について知ることができることは色々ありますが、知りたい情報は「試験の詳細な成績」だと思います。
試験後、ハガキで通知される試験成績は「ABC」評価のみです。
A評価は60点以上
B評価は40~59点
C評価は39点以下
ということしかわかりません。
開示請求により、ABC評価だけでなく、「実際の点数」も知ることができます。
A評価だった場合、ぎりぎりの合格か、余裕をもっての合格か気になります。
B評価だった場合、それがA評価に近いB評価なのか、C評価に近いB評価なのか気になります。
同じB評価であっても、40点と59点では全く違うことになります。
B評価で不合格の場合、40点と59点では今後の対策が大きく異なり、また、モチベーションの維持にも関係するでしょう。
そう思った人は開示請求で「点数」を開示することをお勧めします。
8月頃ですが、詳細な点数が知りたかったため、私も開示請求してみました。
結果が来るまで約1か月掛かりました。(混雑していたからだと思いますが)
結果を見て、
・初受験のときは、2点足りず不合格であったこと
・合格したときは、論文で80点もらえたこと
などがわかり、今後の添削指導に活かされる情報となりました。
開示請求の方法については省略します。
検索すれば色々と出てくると思います。
方法がよくわからない場合、連絡いただければ説明します。
ただ、今現在は口頭試験準備中、及び今後は本番実施中なので技術士会では対応できないようです。
来年3月上旬の合格発表終了後から対応するかと思います。
開示請求するよりも、今やるべきことがあるはずです。
今はそちらに集中しましょう。
来週から口答試験が始まるかと思います。
口頭試験をこれから受験される方は、本番に他の受験生が質問された内容が気になって仕方ない状況になるかと思います。
毎年のことですが、先に本番を終えた受験生から情報を必死になってもらい、自分が有利になろうとあがきます。
特に今年度からはコンピテンシーが明確になり、試問事項が変更すると予想されます。
受験する時期で有利・不利が発生するのはおかしなことです。
冷静に落ち着いて、そして自分を信じて受験に臨んで下さい。
試験官が違えば質問内容も変わりますし、同じ試験官でも同じ内容の質問を繰り返すわけではありません。
試問事項が変更になったとはいえ、昨年度までと大きく変わったわけではありません。
変更内容をしっかり理解し、準備しておけば不合格になることはまずありません。
周りの情報に流されて、やるべき基本的なことをおろそかにすることが危険です。
最後は自分を信じて、全力を尽くしましょう。
口答試験受験生のみなさん、頑張ってください!