筆記試験合格者【Nさま】からA評価論文をご提供していただきました。
受験生の方はぜひ参考にしてください。
1.ⅠⅭT土工の効果について
(1)生産性の向上(正確な土量計算、時間短縮)
レーザースキャナー等を用いて、現場の状況を3次元点群データとして取り扱うため、従来の管理測点からの平均断面法で算出していた土量計算よりも正確に測定することができる。
また、従来の測量に比べて、人員や測量時間が大幅に削減できる効果がある。
(2)安全性の向上
従来は、施工時に丁張を設置していたが、ⅠⅭT土工となることで、丁張の設置作業や計測業務をする必要がなくなる。
このため、作業員がローラーやバックホウ等の重機との輻輳作業がなくなり、挟まれ等の接触事故が減少し、安全性が向上する。
2.ⅠⅭT土工における出来形管理の手法
(1)面管理
3次元点群データにより面管理での合否判定を可能とした。このことで、盛土の締固め度の管理をローラーの転圧回数とする等、施工のスピードアップ、管理の省力化につながっている。
(2)法面管理
3次元設計データから、法面勾配を判断し、バックホウをマシンコントロールすることで、バケットが自動で動き、必要以上に削らない等、効果を発揮する。
※コメント
問題文で求められたことを適格に記述しています。
文字バランスも最適ですし、読みやすい論文と言えます。