スマート技術員(技術士第二次試験受験者を応援)

建設部門(道路科目)を中心に情報提供しています。筆記試験対策も行っています。

技術士第二次試験 試験本番前アドバイス

ここまできたらあとは信じるのみです。

今までの成果を本番発揮しましょう。

と言っても受験そのものができなければ意味がありません。

最終確認として以下を挙げておきます。

 

①まずは試験に必要なもの(人によっては必要なものも含みます)

基本的なことは受験票に記載されていることと思います。

(今年度の受験票を見ていませんので多少間違いがあるかもしれません。最終判断はご自身でお願いします)

 

○受験票(写真付きの身分証明書)

忘れても当日、試験本部で身分証明書を提示すれば受験が可能ですが時間を要します。

無駄な時間を省くために、受験票は忘れずに持参することがベストです。

「持ってくるのは当たり前でしょ?」と思うでしょうが、毎年忘れてくる受験生がいるようです。

また、検温結果を書く欄もあるかと思いますので、当日、書き忘れないようにしましょう。

体調が悪いのに無理して受験しようとすると周りの受験生に迷惑をかけます。

社会人として適切な判断だけは忘れないようにしましょう。

また、受験番号で入場時間の制限もあるかと思います。

時間を守るのも社会人としてのマナーです。

 

○マスク

マスクを持参しないと受験できないかもしれません。

試験会場で配ってくれる保証もないですし、近くのコンビニでも売り切れている可能性もあります。

前もって準備しておきましょう。

「マスクを忘れたから受験できなかった」ではちょっと悲しいです。

 

○筆記用具

鉛筆、またはシャープペンシル(予備として2本以上が一般的)。

書きやすく使い慣れたものがベストなのはご存知かと思います。

びっくりするくらい腕が疲れますので、使い慣れていないもの、新しいものとかは避けたほうがよいです。

 

○消しゴム(予備として2個以上が通常)

消しゴムなしで勝負する強者はいないかと思います。

人によっては字消し板を用いてキレイに部分消しにこだわる人もいます。

字消し板は使用を許可されていないものなので、基本的には使用禁止です。

細長い消しゴムや新品消しゴムの角を使うと細かい部分消しが可能になります。

試験中、何度も消しゴムを使っているような論文で合格するのは厳しいですが・・・

 

○定規

必要なら持参します。

タイトルや重要キーワード箇所にアンダーラインを引くときに使用します。

フリーハンドで直線を引くと普通は曲がり、見た目の印象が悪くなります。

透明で30㎝以内と決められていたと思います。

 

○時計

会場によっては時計がないところがあります。

忘れた場合はコンビニなどでも手に入ります。

スマートフォンなどの時計は使用できません)

ごく普通の腕時計がベストかと思われます。

機能がたくさんあるデジタル時計などは試験官にカンニングマシーンと疑われるかもしれませんのでご注意を。

 

○飲み物

水筒などは不可だったと思います。

一般的なペットボトルなら可能だったと思います。

緊張などで喉が渇くのであったほうがよいかと思います。

 

○タオル

汗をかくと答案用紙が汚れたり記述しにくくなったりするので、私はタオル(またはハンカチ)で汗を拭きます。

机上には置けないので、首に巻くか膝の上に置くことになります。

と言っても周囲でタオルを使用していた人は私くらいしかいなかったような・・・

 

○昼食

「昼食については、試験室自席において、周囲の受験者との会話をせずに速やかに取ってください。なお、試験室自席以外の場所での飲食は禁止いたします。」となっているかと思います。

外食が禁止という解釈に聞こえますので、各自準備を忘れないようにしましょう。

試験会場近くのコンビニはすぐに売り切れる可能性が高いです。

保冷バック等も活用し、混雑を避けられる場所での購入をお勧めします。

 

上着など

会場、座る場所によっては冷房が強すぎて試験に集中できない可能性があります。

喚起のため、窓を開けると思いますので、寒さ対策も必要かと思います。

寒くて試験に集中できないとならないようにしましょう。

 

○不可と思われるもの

電卓(ものによります)、耳栓、色鉛筆、蛍光ペン、字消し板は禁止と聞いています。

特に電卓は二次試験で使用するような問題は出題されないので不要かと思います。

耳栓(イヤホン)があると集中できるという方もおりますが、試験官の注意事項などが聞き取れなくなってしまうため禁止のはずです。

色鉛筆や蛍光ペンで論文の大事なキーワードなどを強調させようという方もおりますが、基本的には白黒コピーしたもので試験官は採点しますので無意味です。

「失格」になってしまっては元も子もないので、受験票に記載されたもの以外は使用しないことが無難ということですね。

 

 

②試験当日の注意点

 

○失格だけは絶対に避けよう

回答用紙に「氏名」「受験番号」「選択科目」などの記入を忘れると採点もしてくれません。

試験開始すぐに記入してしまいましょう。

ただ選択問題の「選択番号」は、問題文を読んでから決めるのが普通であり、その部分だけ空欄にして「氏名」などを先に記入してしまうため、「選択番号」欄を忘れがちです。

試験最後にも再確認するのを忘れないでください。

何度言っても毎年必ずやってしまう受験生がいます。

時間ギリギリまで粘って仕上げても、選択番号漏れで失格になってしまっては、精神的ダメージが大きすぎます。

(最初の必須科目でやってしまい、その後の試験を棄権してしまう受験生が必ずいます。単純に必須科目の論文が書けず、途中棄権する受験生もいますが・・・)

 

○選択Ⅲは復元できるよう問題用紙にメモを残してしっかり持ち帰りましょう。

試験終了後、書いた内容の記憶はどんどん消えていきます。

必ず問題用紙にメモを残しておきましょう。

途中退出してしまうと問題用紙は持ち帰りできなかったと思いますので、早く終わったとしても最後まで座って待ちましょう。

 

○最後まであきらめず、粘って粘ってあがきましょう。

その最後の努力が実るかもしれません。

あきらめた瞬間、ゲームオーバーです。

 

 

③試験後

 

○選択Ⅲ論文の復元をしましょう。(理想は必須科目Ⅰなど論文全部の復元)

時間が経つとどんどん忘れてしまいます。

早めに取り掛かりましょう。

思うように記述できなかったとしても何が起こるかわかりません。

自分勝手な思い込みで復元を怠らないでください。

想定外の合格で慌てる受験生が必ずいます。

せっかく筆記試験に合格しても、口頭試験準備ができていなければ落ちる可能性は高まります。

復元論文は次年にも使用する可能性が高いので、ダメな内容であったとしても復元しておきましょう。

 

最後まであきらめない受験生が合格に近づくと私は信じています。

ファイト!