技術士第二次試験を受験するに当たって、覚えて（理解して）おきたいキーワードとして、今回は令和５年６月３０日に記者発表された「地域公共交通の「リ・デザイン」～「交通政策審議会交通体系分科会地域公共交通部会」最終とりまとめ～」について記述します。
試験に出題されやすい話題ですので、しっかり理解しておきましょう。
基本は国土交通省などのネット情報などを集約・抜粋したものです。
内容をきちんと理解することにより、どんな問題にも対応できるかと思います。
暗記をするのではなく、理解してこそ論文に活かせるようになります。
このキーワードが知識問題として出題されるわけではありません。
この記載内容を利用して必須科目Ⅰの論文を作成するための基礎知識をインプットするために活用してください。
リンク先は以下のとおりです。概要版もあります。
https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000324.html
＜交通政策の変遷と地域公共交通の現状＞
（１）交通政策の変遷
※概要版でもよいので理解しておきましょう
（２）地域公共交通の現状
※課題を抽出するための現状として把握しておきたい内容です
＜対応の方向性＞
（１）基本的考え方
※概要版でもよいので理解しておきましょう
（２）各論
当部会における議論を踏まえ、「中間とりまとめ」では以下のとおり、課題と今後の対応の方向性をとりまとめた。
※課題候補と解決策として把握しておきたい内容です
課題候補①
交通政策のさらなる強化
解決策候補
- インフラ投資も含めた複数の支援制度の効果的運用
- 地域における合意形成のための国の関与の強化
- エリア一括協定運行の支援（鉄道・バス）
課題候補②
地域経営における連携強化
解決策候補
- 交通結節点周辺への生活関連施設の集積
- コーディネート人材やスタートアップ企業への支援
- 様々な関係者との共創による地域内経済循環
課題候補③
新技術による高付加価値化
解決策候補
- ＤＸ・ＧＸによる利便性向上・経営力強化
- 新技術と地域課題の適合による課題解決
- 新技術導入のための仕組みづくり
（３）政府の対応
・政府によって講じられた措置
１．地域交通法等の改正
（１）地域の関係者の連携と協働を促進するための規定の明確化
（２）ローカル鉄道の再構築に関する仕組みの創設・拡充
（３）バス・タクシー等の 「エリア一括協定運行事業」の創設
（４）バス・タクシー等の「交通ＤＸ・ＧＸ」を推進する事業の創設
（５）鉄道・タクシーにおける協議運賃制度の創設
２．地域公共交通関係予算等の支援措置
※概要版でもよいので理解しておきましょう
＜さらなる課題＞
※リスク対策候補として把握しておきたい内容です
（１）速やかに取り組むべき課題
①交通空白解消に向けた改善策
②交通データの収集と利活用
③地域活性化の様々な政策との連携
④人材の育成と確保
（２）中長期的な視点で取り組むべき課題
①地域の公共サービスの一体的運営
②公共交通の位置づけ
③安定的財源の確保
※解決策に合わせて上記７つから選択できればベストでしょう。
＜論文での活用＞
上記をうまく活用できると高評価論文が記述できるかと思います。
特に必須科目Ⅰとして活用できそうです。
出題されるテーマによって使い分けができるよう訓練しておきましょう。
少しでも参考になったのであれば幸いです。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
