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【令和元年度 技術士第二次試験問題 建設部門 道路科目 Ⅱ-1-3】について考える【模範解答イメージあり】

〇問題文

連続鉄筋コンクリート舗装と転圧コンクリート舗装の構造の概要について説明せよ。また、普通コンクリート舗装と比較して、それぞれの舗装の特徴を述べよ。

 

〇問題文把握

まずはしっかり問題文を読み込み、何を何個解答しなくてはいけないのかを把握しましょう。

今回の場合は

①構造の概要(連続鉄筋コンクリート舗装と転圧コンクリート舗装の2つ)

②特徴(連続鉄筋コンクリート舗装と転圧コンクリート舗装の2つ)

の項目が2つとなります。

単純に「連続鉄筋コンクリート舗装、転圧コンクリート舗装」の知識を知っているかどうかの問題です。

「構造」「特徴」をそれなりに記述できれば合格点はもらえるでしょう。

 

論文構成としては

 

1.構造の概要

①連続鉄筋コンクリート舗装

○○

②転圧コンクリート舗装

○○○

2.特徴

①連続鉄筋コンクリート舗装

○○

②転圧コンクリート舗装

○○○

 

のような構成が一般的となります。

アンダーラインの有無や1や①ではなく(1)、(a)のような表記でも問題ないでしょう。

 

〇記述例(イメージ)

1.構造の概要

①連続鉄筋コンクリート舗装

 コンクリート版の横断面積に対して約0.6~0.7%の縦方向鉄筋を設置し、コンクリート版の横目地(施工目地を除く)を全く省いたコンクリート版と路盤で構成された舗装。コンクリート版に生じる横ひびわれを縦方向鉄筋で分散させ,個々のひび割れ幅を交通車両の害にならない程度に,また版の耐久性に影響を及ぼさない程度に狭く分布させようとする舗装。また、コンポジット舗装においてアスファルト舗装の下層に用いた場合、目地部のリフレクションクラックが生じない。

②転圧コンクリート舗装

 従来の舗装用コンクリートよりも単位水量の少ない硬練りコンクリートを使用。基本的には普通コンクリート舗装と同じコンクリートの設計基準曲げ強度、版厚、目地間隔が適用されるが、鉄網、タイバー、ダウエルバーなどは用いない。また、箒目仕上げなどの粗面仕上げは行わない。

2.特徴

①連続鉄筋コンクリート舗装

横目地がないため、普通コンクリート舗装に比べて乗り心地がよく、道路の周辺環境に及ぼす振動や騒音を軽減する効果が期待できる。また、構造的な弱点となる横目地がないため、耐久性に優れ、目地維持費用が不要となる。

②転圧コンクリート舗装

 通常のアスファルト舗装と同等の機械で施工するため、普通コンクリート舗装に比べ施工速度が速く、工期短縮、早期交通開放が可能であり、施工規模が大きいほど経済的となる。また、アスファルト舗装の施工機械・技術でコンクリート舗装並みの耐久性が期待できる。

 

以上

 

※文字数制限は無視しています。

 

〇補足

1番大事なことは問題文をしっかり読み込み、聞かれていることを的確に把握することです。出題者の題意からズレてしまっては、どんなに立派な知識を論じても点数につながりません。問題文を理解するのに時間を使うことも重要です。